2004-01-01から1年間の記事一覧

陰摩羅鬼の瑕

シリーズ第11作。 10作目の「今昔続百鬼−雲」という作品が、↓「雨」との間にあるんですけど、感想をまだ書いてません。スイマセン。ともかく、待ちに待った新作です!んがしかし。待ち過ぎて、期待が高まり過ぎたか、どうもがっかり感がぬぐえない。何が…

百器徒然袋―雨

シリーズ第9作。これも番外編というのかな、榎さんに乗っ取られてる一冊(笑)。憂鬱→鬱憤→憤慨、としりとりみたいになってるのです。<鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱>京極堂がはじけてます!しかも、いわゆる腐女子の皆様も大喜びのネタ。京極先生、読者サービ…

百鬼夜行―陰

シリーズ第8作。番外編というのかな、今までの話の脇役達が主役の短編集です。彼らの過去、抱えているトラウマ(妖怪に姿を代えているとも言えるかな)が分かって興味深いです。本編と違うのは、その妖怪の憑き物が落ちないこと。だから読んでてすっきりし…

塗仏の宴−宴の始末

シリーズ第7作。 「支度」の謎が解き明かされる!これだけの謎が全て絡んできて一つに集約するのか、凄い!・・・と思ってたら、後催眠かよおい。そのネタは「支度」で散々やってるだろ!!同じネタで種明かしすんなよ・・・。まあ、でもこれだけ多くの謎を…

塗仏の宴−宴の支度

シリーズ第6作。「始末」と前後編になってるので、そんなに厚くないです。非常にマニアックな妖怪を主題にした6編の短編からなっています。全部をまとめようとしたら、物凄く複雑な話になってしまうので良い構成だと思います。・・・ただ・・・、関君がど…

絡新婦の理

シリーズ第5作。あまりの分厚さに本が割れました(笑)いきなり何なんですが、私、この作品、「宴」の次に苦手です・・・。まあ、「宴」に文句(?)がある人は多いと思うんだけど、「絡新婦」は結構人気あるんで、言い難いんですが・・・(苦笑)何が苦手っ…

鉄鼠の檻

シリーズ第4作。このシリーズの中でも、ひときわぶ厚い・・・。読み応えまんてんの一作です。中身としては、狂骨のあたりから出てきた宗教ミステリ色が一層濃くなり、受け付けない人には読みきるのがかなりが辛いだろうと思われます。かくいう私も、ちょっ…

狂骨の夢

シリーズ第3作です。この作品の根本的なトリック、朱美さんが二人いるってことは実は私、読んですぐ分かっちゃったんです。だって、伊佐間が会った朱美さんと、教会に相談に来た朱美さん、全然話し方違うじゃないですか。だから、最初読んだ時は、あまり驚…

魍魎の匣

シリーズ第2作。 日本推理作家協会賞受賞作です。演劇を観に行ったりして、もともと好きな作品だったんですが、とても印象深いものになりました。すべての文章が伏線という感じで、すべてのエピソードがラストに向かっていく様が凄い!真剣に感心した覚えが…

姑獲鳥の夏

満を持して、京極堂の登場です。 何しろ、私がネットデビューするきっかけになった作家さんだし、今の私の友人関係を形成するのに多大なる影響を与えているわけで、「早く語りたい」気持ちと、「安易には語れない」気持ちがせめぎあっていたわけです。では、…

六の宮の姫君

「円紫さんと私」シリーズ、第4作の長編です。 はっきり言って一風変わったミステリー。「私」が、芥川龍之介の「六の宮の姫君」が書かれた意図を巡って推理するだけの話なのです。書誌学ミステリーっていうらしい。こう書くと、なんだか退屈な話のようです…

秋の花

「円紫さんと私」シリーズ、第3作で、初の長編。 「私」の高校の後輩に関わる事件です。帯に「私達って、そんなにもろいんでしょうか」と書かれています。人間のもろさと、だからこそ輝ける瞬間というものについて考えさせられます。今まで、このシリーズは…

「円紫さんと私」シリーズ第2作。 日本推理作家協会賞受賞作です。大人の恋愛を知って、「私」がまた一つ成長します。「朧夜の底」朧夜=春ですね。もうすぐ桜が咲く頃、再び私が出会う日常の謎・・・そして、その裏にある人間の悪意の話。何が怖いって、悪…

空飛ぶ馬

北村薫の記念すべきデビュー作。 出た当時はまだ覆面作家で、女子大生かも?なんて憶測も飛んでいたそうです。「織部の霊」加茂先生のお人柄の良さが作品全体に渡っていて、温かい気分になれます。「円紫さんと私」シリーズは、はっきり言って、ミステリとい…

霧越邸殺人事件

館シリーズ番外編とも言うべき一作。 かなり重量級ですが、量子力学の不確定性原理の説明とか、まあまあ面白く読めるし、京極堂ほど長い薀蓄も出てこない(笑)本書を館シリーズ番外編と捉えたのは、館シリーズで出てきた世界と同じ世界にある話だからです。例…

黒猫館の殺人

館シリーズ第6作。私のミステリの趣味として、《長々とトリックを説明されるよりも、たった一文で全ての謎が解ける!》みたいなのが好きなんですが、黒猫館はまさにそれ。かなりお気に入りです♪人間の思い込みって怖いなぁって思ってしまいました。記憶喪失…

時計館の殺人

館シリーズ第5作。第45回日本推理作家協会賞受賞作らしい。ふぅん、って感じですけど。ちなみにこの賞、京極夏彦は魍魎のハコ(漢字が出ない!感想書く時どうしよう・・・)で取ってます。どうしても、綾辻の評価が遅い気がする。なんで5作目なのかしら…

人形館の殺人

館シリーズ第4作。これは、かなりの異色作。何が異色って読めば分かる!!・・・ってこれじゃネットで感想書く意味ないので(笑)具体的に書きますか。まず一人称ってのが曲者ですね、叙述トリックの場合。それから、全体的に暗いんだけど、水車館みたいに…

迷路館の殺人

館シリーズ第3作。 作中作の構成になっています。それでもって、この構成こそが巧妙なトリックです。私は文庫版でしか持ってないんですけど、新書版だとちゃんと作中作の方も表紙だの凝っているみたい。ちなみにトリックですけど、作中の「迷路館」の方は結…

水車館の殺人

館シリーズ第2作。これは、暗い。でもこの暗さがイイ。と言うか、この暗さが一つの叙述トリックなんだよね。気付けたら凄い。私は、「この館の色、よくわかんねー」とは思ったんだけど、気付けなかった(でもここまで迫っただけでも凄いでしょ?!)それか…

十角館の殺人

綾辻行人の記念すべきデビュー作。有名ですね。これが出た当時は、いわゆる本格ミステリが廃れてた時代なので、どこか鬱屈としたものも感じます(笑)。私はその時代とはジェネレーションギャップがあるので、その辺よく分かんないんですよね。しかし、面白い…

衣替え

すっかり寒くなってきましたね。日記、せっかく借りたのにさぼりまくり。なぜなら、日曜に衣替えしようと思って、いろいろと広げたはいいけど、まだ全然終わらず、部屋の中が散らかってるので、それどころじゃないんです。。。部屋が片付いたら、日記も、H…

直木賞受賞作「後巷説百物語」を読みました。

これって、私は、「巷説百物語」も「続巷説百物語」も読んでたし、ドラマ「怪」も観てた(映画も観た)ので、文中の昔の事件なんかがよく分かったんだけども。 いきなり「直木賞かー。」って読み始めた人には、わかんなくないかな? 百介さんがいい感じのお…

夕ご飯

銀座で、3人娘が食事をする場所に選んだのは、なんとコスプレレストラン(笑)「迷宮の森のアリス」だっけ?アリスの世界を表現したお店です。おねーさんがみんな、水色のメイド服(アリスのコスプレじゃないとこが気になる)なんですよ。しかもミニスカ。…

妖怪張り子

今日は、銀座に『化け物つづら』という張り子の展覧会に行きました。京ネコ友達のむくちゃんと藤しゃんとです。兜屋画廊というとこでやってるんだが、初めて行くのがちょっと不安だったので早めに銀座に着いて一人で下見・・・。 む・・・。 どこ・・・? 結…

銀座3人娘

台風が過ぎて、もっとぱーっと晴れると思ったのに・・・。

台風

台風のせいで、何かできないことがあった人も多い1日だったのでしょうか。 こんな日は、「あーあ、飛行機で旅行する予定がなくてよかったー。」とか負け惜しみ(?)を言いながら、テレビを見てるのが吉だったと思う。 私はというと、今日は京ネコでお友達…

素朴な疑問

お正月に、父と母と喋っていたこと。あのね、「男と女では、どっちがおしっこ我慢しやすいの?」ってことを喋っていたのですよ(苦笑) 何を語ってるんだ、めい公親子・・・。で、どっちなんだろ、一般的に。ちなみに、父は「男の方が我慢しやすい派」で、母…