百器徒然袋―雨

百器徒然袋-雨 (講談社ノベルス)
シリーズ第9作。

これも番外編というのかな、榎さんに乗っ取られてる一冊(笑)。憂鬱→鬱憤→憤慨、としりとりみたいになってるのです。

<鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱>

京極堂がはじけてます!しかも、いわゆる腐女子の皆様も大喜びのネタ。京極先生、読者サービスに走る?!(もともとサービス精神ゆきとどいてますけどね。)

<瓶長 薔薇十字探偵の鬱憤>

ちょっとミステリっぽいひっかけがあって、まあまあ楽しめる作品。益田君って、この手のどうでもいい事件に関しては有能だよね(苦笑)

山嵐 薔薇十字探偵の憤慨>

犯人、事件の有り様は、早いうちに分かっちゃうんですが、榎さん大暴れなのに加えて、関君復活!とオイシイ作品。関君、あれほど酷い目にあったのに、凄い普通。ある意味、彼以上に逞しい人もそうそう居るまい・・・。






<名言集>

「お腹ぺこぺこのぺこちゃんだ! ご飯だ。ご飯を食べよう。食べ食べよう!」榎木津礼二郎

榎さん絶好調(笑)こういうとっさの痙攣のような言葉が面白い♪