五体不満足


五体不満足

五体不満足


今更ながら、読んでみました。学校の図書室にあったものです。振り仮名がちゃんとふってあるから、小学生にも読みやすいなーと思いました。


「オトちゃんルール」という話は、道徳の教科書にも載っていて知っていたんだけど、あらためて読むと、子どもの障害者を受け入れる柔軟性は凄いなーと思う。みんなが平等である、ということと、特別なルールを作る、ということが矛盾せず成り立っていたということも素晴らしい。差別と区別の違いというか、ちゃんと物事をわきまえている友達(先生も)が多くて感心しました。


大人になってから(といっても作中では大学生現在)、早稲田の街をバリアフリーにする活動に参画するようになって・・・というくだりは全然知らなかったので興味深く読みました。「自分にしかできないことがある」という使命感を大学生のときにもてたことは本当に幸せなことだと思う。