明日につづくリズム

明日につづくリズム (teens’ best selections)

今年の夏休みの課題図書（中学校の部）です。職員室にあったので読んでみました。

物語のあちこちにポルノグラフィティーの歌詞とかが出てきて（主人公とその友達がポルノ大好き）それがまた、進路に悩んでいる主人公たちの心情を詩的に伝えていて、いい！（主人公たちは中３）

作中に出てくるポルノのライブは（彼らの故郷、因島で、中学生までの子どもを無料で招待したらしい）実際にあったもので、作者がその様子をたまたまテレビで見て非常に感動したことが、この作品を書くきっかけになったそうです。

主人公、その友達、家族、先生・・・でてくる登場人物がみんな基本的にいい人ばかりで、読んでいてじんわり感動できる良作です。