ブレイブ・ストーリー


ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)


文庫で上・中・下と3冊出ています。入院中から読み始めたんだけど、退院したら読むスピードが一気に遅くなっちゃって、ようやく読み終わりました。


アニメ映画にもなってたし、いわゆるファンタジーなんだけど、主人公がファンタジー世界(RPGのゲームの世界みたいな)に飛び込むまでが・・・な、長い・・・。
文庫版では、上巻はほとんど主人公の日常生活です。小学生の日常なんて退屈だし、しかもあまり良い事もないので「もー!早くファンタジー行ってー!」みたいな気分になります。
いや、そういう日常をしっかり描くのが宮部みゆきらしさだなぁというのは分かるのですが。


ファンタジーの世界の登場人物は、みんな魅力的。
なんだかお茶目な旅の案内人ラウ導師、心優しく頼りになるキ・キーマ、猫耳で身軽な女の子ミーナ、鞭をふるって悪を断つ!カッツ姐さん・・・。
読んでて、絵が目に浮かぶ感じ。いかにもアニメっぽいキャラクターが大勢出てくるので、そこがイヤって人もいるかもしれないけど、私は受け入れやすかったです。


ラストは・・・、まあ、そうなるだろうな。という。オチが読める。
でも、いいんじゃない?正義が勝つっていう・・・王道だけど、そうしなくちゃ締まらないもんね。