赤ちゃんが来た


赤ちゃんが来た (朝日文庫)

赤ちゃんが来た (朝日文庫)


旦那さんの職場の方に頂きました。


作者の石坂さんは漫画家さんなので、文だけでなくイラストも豊富で読みやすいです♪内容は、妊娠してから生まれるまでよりも、生まれてから歩いたりするまでの方が多い。私にとっては、(もう妊娠9ヶ月なってるので)生まれてからの情報が多い方が役に立つし助かります。


この本の中で、石坂さんが陣痛に苦しんでいるとき「コンクリ殺人事件で殺された女の子のことを考えた」というエピソードがありました。自分のアソコは“生殖器”だったんだなぁ・・・と実感すると共に、生を(性を)ないがしろにされ、殺された女の子がかわいそうでならなかった、という話。
どんな人でも、必ず女の股を通ってくることを考えたら、性を馬鹿にすることは自分をも貶めることになる・・・と考えたのだそうです。


陣痛の大変な時によくそんなこと思いつくよね。しかも、石坂さんのすごいところは「犯人の男の子達もあわれ」と書いているところ。私はどうしても哀れだとは思えないなー。最近の事件でも、同じマンションの女の子を“性奴隷”にしようとして(正気か?!)バラバラに・・・ってのがあったけど、絶対に同情できない。
願わくば、生まれてくる我が子にそんな災難が降りかかりませんように!そして犯罪をおかすような人にもなりませんように!!