銀河鉄道の夜



最近、本の感想ばっかりですが・・・。まあいいや、読書の秋です。相変わらず、図書室で借りてます。


今回は基本に戻って宮沢賢治。ちょうど子ども達が今、国語の時間に「やまなし」を勉強しています。光村の教科書には昔から載っているお話で・・・「クラムボンがかぷかぷ笑ったよ。」というフレーズを覚えている人もいるでは?
私は子どもの頃、クラムボンというのは何か?でクラスで話し合った覚えがあります・・・。


さて、宮沢賢治というと「注文の多い料理店」「セロひきのゴーシュ」「風の又三郎」あたりを子どもの頃読みました。その時に「銀河鉄道の夜」も挑戦しようと思ったけど挫折。なんかつまらないなーという印象だったのです・・・。


でも、今回読んでみたら、すごく情景描写も綺麗で読みやすかった。賢治の生と死の捉え方もいいなぁ。死んだらそれっきりというか、無になっちゃうんじゃないかみたいな想像をして、子どもの頃怖かった覚えがあるけど、こんな風に宇宙を旅して天空にのぼっていけたら幸せだよね。


本を読んで思ったけど、賢治の書いた銀河鉄道はちゃんと地面らしきところを走ってるのね・・・。999の影響で、真っ暗闇の宇宙を飛んでいるのかと思いがちだけど。