「ニルスのふしぎな旅」

子どもの頃、大好きだったアニメ「ニルスのふしぎな旅」の原作本を学校の図書室で発見!さっそく読んでいます。
結構な分厚さで上下巻に分かれているんだけど、まあ、児童文学なので、字はそんなに詰まってないし、読みやすいです。
↑のオープニングも、大好きでした。


昔の児童文学って、風景描写とかが細かくて想像力が必要なんだけど、そこがまたいいよね。
正直「バッテリー」とか読んでても、想像力かきたてられないもの。(ハリー・ポッターは、クディッチの場面とか想像力が必要だけど、そんなに風景描写は多くない。)
しかも、日本語訳もきちんとした言葉を選んでいて、読んでいて実にすがすがしい。
ナルニア」を読んだときも思ったけど、ちょっと古風な言葉遣いが、かえってファンタジーの世界にすんなり入っているという感じがします。
まだ読み始めたばかりなんだけど、ガンたちが「肥沃な土地だ!」っていうところがあって。
すごく普通の会話として、さらっと書いてあるんだけど、「肥沃」って言葉を子ども向けだからといって、つまらない言葉に変えずにきちんと使ったことで、味が出てるんだよね。なんか豊かな黒土が目に浮かぶ感じがする。。。


今の時代に、このアニメがやってたら、子ども達も喜んで観るし、本も読むと思うんだけど、やってないのが残念です。おかげで、本をすぐ借りられたけど・・・(ハリポタとかだと、子どもと争って借りてます^^;)


ちなみに、アニメの最終回で号泣した唯一のアニメがこれ。
本の方でも泣くかな・・・?