NYLON100℃「カラフルメリィでオハヨ」

もう4月のことなのですが、NYLON100℃の「カラフルメリィでオハヨ」を観たので忘れないうちに(かなりもう忘れかけてるけど)


作・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチですな。
実は、「カラフルメリィ」は大学生の演劇部がやってるのを観たことあったんだけど、そのときは訳分からなかったのね。で、ケラ氏の評判は悪くないので、多分素人がやってるから分からなかったんだ、プロのを観よう!とずっと思っていたのです。今回、そう思ってから4年目にようやく観れました。


結果的に言うと、この作品に限らず、ケラさんのやつは、喜劇か悲劇か、その線引きが曖昧なわけで、もやもや感はプロが演じても当然あった。ま、そういう作風なんだからしょうがない・・・。


なんかね、感想としては、まとまらないんだけど。
みのすけ爺さんがボケてしまった世界(変な病院とか)は、やることなすこと訳分からなくて、始めのうちはもっと現実の世界が見たいな〜って思っていたんだけど、だんだん芝居が進むにつれて、現実の世界には救いが無くなってきて、「ああ、あの病院のトンチンカンなとこ見せて。その方が救われる・・・」って思っちゃう。
現実世界のツライとこは見てるほうも欝になるし。


訳わかんないこと言うのは、現実逃避かもしれないけど、それは必要ですよ、時には逃げたっていいじゃん。って思った。かな。

どうせ、他人に迷惑かける程のこと言ってないんだし。巣鴨の次だし。