最近読んだ本 

盲導犬クイールの一生
盲導犬クイールの一生
職場の先輩に貸してもらって読みました。


今では、盲導犬には生みの親と育ての親がいる、とか知ってる人も多いけど、この本を出した当時はそういう盲導犬の実情を広く世間に知らしめるために役立ったんだろうなぁ、と思いました。


私も、盲導犬の育成は大変なんだろうなということは漠然と分かっていても、より詳しくなれた気がします。


でもね、そういう知識面だけじゃなくて、クイールと周りの人たちとの愛情が凄く良いです。泣ける〜〜〜。
電車の中で読んでて、最後のクイールが死んじゃうところでは、ぽろっと涙がこぼれちゃいました。写真も豊富で、犬好きなら見てるだけで楽しいはず。


たったひとつのたからもの
たったひとつのたからもの
同じ先輩に貸してもらいました。有名なCM(小田和正の歌がいいんだよね〜。♪あなたに、会えて、本当に、良かった♪嬉しくて、嬉しくて言葉にできない〜というやつ)に出ていた秋雪くんのお話。


生まれてすぐに深刻な障害を告げられて、長生きは難しいと医者に宣告されてしまったご両親。
どれほどつらかっただろうな、と思う。


でも、「人の幸せは生きていた長さではないのです。」という言葉を支えに、無理だと思われていた保育園に通い、海での水遊びもして・・・秋雪くんはもうすぐ学校に上がるという年の1月になくなってしまう。


この本を読んでて、「人と比べることの馬鹿らしさ」を思ったよ。例えば、よその子は、もう歩いてるのに、うちの子はまだつかまり立ちだわ、とか。
秋雪くんは、絶対他人と比べられずに、でも、去年よりは今年、今年よりは来年・・・とできることを増やしていって、そこにご両親の喜びがあった。

そうだよ、それでいいじゃない!!って思った。


でも、普段は成績付けたり、それと真逆の仕事をしている私・・・(ノД`)