ミュージカル「南十字星」

劇団四季のオリジナルミュージカル「南十字星」も行きました。戦後60年に問う「昭和の歴史三部作」の最後でした。

今まで「李香蘭」と「異国の丘」を観てきて、この「南十字星」もまあ同じテーマだな、と。でも、同じだからって見る意味ないわけじゃありません。むしろ3つ見比べて考えられて良かったかな。


一番好きなのは「李香蘭」。最後に日本人が許されるから、後味がいいんだと思う。


二番目は、「南十字星」かな。ミュージカルとしての見せ場がいいんですよ。インドネシアの踊りとかたくさんあって華やかです。ステージに田んぼ(ちゃんと水が引いてある)まで登場しちゃって、さすが四季という感じ。


三番目になっちゃったけど、「異国の丘」がダメではないんですよ。ただちょっと暗すぎる・・・。歴史的事実が暗い悲惨なものなんだからしょうがないけどね。


3つ通して、感じたのは「私たちは戦争を忘れてはいけない」ということ。
あの時代のもっと生きたかった人たちの思いを感じて、真剣に生きるべきだということ。
そして、「政府の政策やマスコミの与える情報を鵜呑みにしてはいけない」、それをたくさんの犠牲をもって教えてくれている時代を忘れちゃいけない。