「リズム」森絵都


リズム

リズム


学校の図書室で、借りました。1日で読み終わっちゃうくらい、薄いし、文字も大きいし、文章も平易です。
小学生にはちょうどいいのかも。


主人公さゆきは中学1年生。いとこのお兄さん(真ちゃん)は5つ上という設定だから・・・18歳くらいか。
一緒に海に行くシーンとかあるんだけど、ほのぼのしてて、ちょっとリアリティに欠けるかも。18歳の健康な男子が、13歳の少女と海に行ったりして、何か問題おきないものなんだろうか・・・。私の発想がいやらしいのかな?(苦笑)


真ちゃんが、いい子すぎて、いかにもそのへんが児童文学チックなのかも。いい子っていっても、お勉強が出来るとか親に逆らわないという意味じゃないけど。若干15歳くらいで自分の将来の夢がしっかり見えてて、その道に邁進できる強さがあるの。


この話には続編があって、さゆきが15歳(中3)になっている話らしいんだけど、きっと将来の夢なんか見つからなくてもんもんとするんじゃないかな・・・?それが普通だとは思うんだけどね。自分探しとか何だとか言って、「やりたいことを見つけなくちゃいけない」脅迫観念のようになってるのは良くない!と思う。


真ちゃんみたいな人は、極少数派なんだから。
。。。と、十数年前はさゆきだった私は、思う。