ラン


ラン

ラン


森絵都の「ラン」。図書館で借りました。この人、直木賞とってたんだね、ごめんしらなかったよ。直木賞受賞後、最初の本だそうです。


すごく読みやすくて、小学校高学年から中学生くらいに読んでほしいなぁ。もちろん、大人の読者もオッケー。


「カラフル」もそうだったけど、人の死がまつわる話なのに、全然重たくならずに、でも主人公は真剣に死と向き合っているのが良かったです。最後の方で、主人公が家族とお別れするシーン、泣いちゃいました。


家族や大切な人に先立たれた辛い経験のある人は、この本を読むと元気になれるかも。死者は遠くにいっちゃったわけじゃないんだよ、いつもそばにいてくれるよってメッセージ。私もいずれは親や親戚を亡くすことになるんだろうけど、この本に書かれてたことを覚えていたら、少し楽になれそう。